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「不登校は病気と診断」する飯島慶郎医師の試み―経験者が思う医療の不登校対応【ニュース紹介6】

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2026年4月20日更新

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    • 旧タイトル:「不登校は病気と診断」する医師の記事を読んで【ニュース紹介6】
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2025年6月10日更新

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今回のニュース紹介とその概要

今回は子どもの不登校について、医師の立場で対応している飯島慶郎氏を取り上げたニュースに触れる。それと、不登校経験者として、今後必要な不登校問題に関する取り組みをまとめている。

不登校は病気ではない」-本当にその一言で片づけて良いのか。飯島氏の取り組みをよく考えれば、この話はそう単純に終わらないはずである。

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ニュース記事のリンク

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このニュースの要旨

  • 医師の飯島慶郎氏は、自身の子どもが不登校になったことをきっかけとして、子どもの不登校を専門に扱うクリニックを開業した。
  • 飯島氏は、子どもの不登校を医療の対象として捉え、医療の側面から「社会問題としての不登校の対策に取り組んでいる。
  • 飯島氏は、不登校の原因の中に精神疾患もあることから、子どもの精神疾患の社会的な理解が不登校問題の解決に重要だと考えている。
  • 飯島氏は、今後不登校を専門に扱うクリニックを全国各地に作り、行政や教育機関などとも連携しながら、不登校の子どもたちを支援するという目標を持っておられる。
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「福祉ウォッチャーT」筆者の意見

私自身は「不登校は病気」だとは思わないが…

私はこの記事を最初に見たとき、

不登校は決して病気ではない」

と率直に思った。

この記事はYahoo!ニュースでも配信されたのだが、有識者のコメントにも同じことを指摘する内容があった。

だが、私はその後気になったので、改めてこの記事を読んだところ、次のことに気づいた。

  • 飯島氏は、不登校の子どもを医療の側面で支援できる場所を作りたかったこと
  • 飯島氏は、不登校「病気」と診断することで、不登校の子どもとその家族の負担を軽減している側面があること
  • 飯島氏は、不登校に対して医療の側面から対応を試みているが、社会的な取り組みを否定しているわけではないこと(むしろ社会で取り組むよう促している)

確かに不登校状態の子どもやその家族が医療機関を受診する話を、私はあまり聞いたことがない。家族が子どもの不登校に関する悩みを抱え込んでしまうこともある。

誰かに不登校の子どもの件を相談するとして、真っ先に思いつきそうなのは学校の教員だろうか。それに次いでスクールカウンセラーだろう。医療機関を思いつく人は、それほどいないのかもしれない。

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不登校の対応は、医療的なアプローチ「も」時には必要

不登校自体は確かに病気とは言えないが、こころの病気発達障害(神経発達症)その背景にある場合もある。そうすると、不登校メンタルヘルスの課題と捉え、不登校の子どもに対して医療的な対応を試みることは、医師ならば自然なことだろう。

もちろん、医療的なアプローチだけでは、解決できないことも多い。不登校の子ども本人が学校に再び通えるように取り組むとして、本人が安心して通学を再開できるように、校内環境を調整するなど、医療以外の取り組みが求められることも多い。

または、無理に子どもを通学させないとしても、フリースクールなど学校の代わりの居場所を用意することは、医療ではできないことだろう。

どちらにしても、不登校に対して、医療的なアプローチだけでは不十分だが、それが求められることもある。特にこころの病気発達障害がその背景にあれば、適切な医療の提供は不可欠だろう。

飯島氏は、

不登校に対する『不十分な医療的なアプローチ』を十分なものに引き上げる」

ために取り組まれているのではないかと、私は想像した。

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まとめ

ここまで、子どもの不登校について、医療的な対応も必要なことや、こころの病気発達障害不登校に関連しうることを述べた。この項では、不登校を経験した立場として、今後社会的にお願いしたい取り組みをまとめている。

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「不登校専門クリニック」は分かりやすいが、担い手の少なさが課題

私は不登校に対応するためには、医療的・社会的双方の取り組みが必要だと考えている。そのうち医療の取り組みについて、不登校専門クリニック」を開設した飯島氏の手法は、大胆かつ分かりやすいのは間違いないと感じる。

ただ、不登校の問題に取り組む医師の数が課題だろう。近年、子どもの精神疾患発達障害に精通する児童精神科医が少ないという問題がよく言われている。私は現に、発達障害の診断を長期間待つ子どもやその家族の話をたまに聞く。

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不登校対策としても、子どものメンタルヘルスが分かる医師の養成が必要

私は医療の専門家ではないので、医療職の養成に関してはあまりコメントできない。それでも不登校経験者として、児童精神科医や子どもの精神疾患に関する基礎知識を持つ医師をより増やしてほしい。

子どもの精神疾患を理解している医師の増加は、不登校の子どもの「生きづらさ」を、成長に伴って増幅させないようにする観点からも大事ではないか。

最後になるが、不登校の問題や子どもの精神疾患に関する社会的理解の促進に向けて取り組まれている飯島氏の取り組みを、立場は違うものの興味関心を持って見ていきたい。

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