「京都滋賀メンタルヘルスを考える会(準備会)」のイベントに登壇した
イベントの概要
以前私は個人事業用Xアカウントで、2024年12月15日(土)に行われる「京都滋賀メンタルヘルスを考える会(準備会)」のイベントに登壇することを告知した。その後12月15日当日は予定通りイベントに登壇し、他の登壇者とともに喋った。
このイベントのテーマは「当事者が人生を語る」だった。このテーマは非常に抽象度が高かった。それと実際に語る内容は、会話の流れによって変わることが見込まれた。そのため事前に話すネタさえ用意すれば十分対応できそうなものではなかった。
私個人は事前にある程度話題を用意しつつ、話の流れに応じてアドリブで話すことで対応した。事前に用意した話題が頭の中から飛ばなくて良かったと私は感じている。
なおこのイベントで登壇者それぞれが話した内容は一切口外できない。それと私自身が話した内容も話したくはないので、当ブログ読者の皆様にはご了承いただきたい。
12月15日当日の流れだが、最初に企画担当の当事者がスライドを使って説明された。その後私を含む各登壇者と司会がイベント会場の中央に座り、他の参加者がその周りから様子を見るという形式でイベントは進行した。
私たちは「模擬当事者会」という表現を利用した。もし周りに座る他の多くの参加者がいなければ、実際の当事者会でよくありそうな雰囲気だったと思う。
イベントの感想
この「京都滋賀メンタルヘルスを考える会(準備会)」のイベントでは、私自身は今までとは違った形で私自身の経験・思いを他の登壇者や参加者に伝えることになった。個人的にはこの「模擬当事者会」形式での発表がすごく新鮮だった。経験できて大変良かったと私は考えている。
私が過去にピアサポートグループで5年程度活動していた時にも、私自身の経験・思いを他人に伝えることはあった。ただ今回のイベントほど発表する話題やテーマの自由度が高いことはなかった。
分かりやすく言うと、過去に私が経験したピアサポート活動での発表では、話題やテーマが事前にある程度定められていた。そのためあらかじめ原稿をしっかり作っておけば、本番で原稿を読み上げるだけでも十分対応できた。
それと複数のピアサポーターとの「掛け合い」形式で発表することもあった。ただ事前の打ち合わせでセリフを考えておけばできるものだった。
ところが今回の「模擬当事者会」は、事前に話題を考えておけばできるというものではない。実際にあるような当事者会のように、話の流れに応じて話題を考える必要がある。それに加えて周りに聴衆がいた。聴衆の存在を話し手はどうしても意識してしまうものである。
それでもこの「模擬当事者会」によって、ピアサポーターが原稿を読み上げるものとはまた違った形の体験を他の参加者に提供できたのではないかと私は思う。
コメント