まとめ
福祉制度・サービスは知っておくだけでも生活に役立つ
今回は精神障害者保健福祉手帳について、以下のような項目を中心に一通り説明した。
- 手帳制度の目的
- 手帳の交付対象となる病気・障害
- 手帳の等級の判定基準
- 手帳を持つことによって受けられる各種支援・サービス
- 手帳の取得方法
なお本来はより詳細に説明したいが、記事が長くなる上に「初めての人」にとってかなり分かりづらくなる。当ブログでは今後別の記事で解説していく。
精神障害者保健福祉手帳を含む各種福祉制度・サービスは、実際に利用するかどうかは別としても、その存在や概要を知っていればみなさんの生活に役立つことがある。
精神障害者保健福祉手帳の存在や概要は、実際に精神疾患や発達障害で困っている人にとってはすぐにでも知りたいと思われる。
と考える人もいるのではないか。
そうでなくても、今の社会では精神的な不調を抱える人は決して少なくない。もし精神障害者保健福祉手帳の存在・情報がより認知されれば、手帳によって受けられる支援・サービスを早期に受けられる人が増えるはずである。
またメンタルヘルスの課題を抱える人に、その周りの人が手帳制度の存在を伝える機会が増えるかもしれない。
精神障害者保健福祉手帳制度の社会的理解をより深めたい
近年精神障害者保健福祉手帳を取得する人が増えているという話がある。受けられる支援制度・サービスの拡充だけでなく、この手帳の存在が社会的に知られてきたこともその要因だと思われる。
という人もいるかもしれない。
今後も精神障害者保健福祉手帳を必要としている人がより気軽に取得できる社会を作りたい。私も当ブログ「福祉ウォッチャーT」を通じた情報発信を通じて、微力ながら貢献できればと考えている。
参考文献
- 厚生労働省(2013)「精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について」(2025年7月14日アクセス)
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000610453.pdf

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