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【私見】職場で「困っている人」とうまく関わる考え方【発達障害・精神疾患】

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まとめ

「困っている本人」との協働が重要

精神疾患発達障害などを有する人が「困ることなく」働き続けられる職場を作るためには、その本人の周りにいる同僚・上司の協力が不可欠である。それと本人が「困っている」時に、その本人の身近にいる同僚・上司が対応しなければならなくなることは確かにある。

その際「困っている」本人に対応する同僚・上司が、

  • 「〇〇は正直困った人だ」
  • 「また〇〇の尻拭いをしなければならないのか」

と思ってしまう機会があることは確かに理解できる。

それと同僚・上司自身がその対応に負担を感じイライラしたり困った状況になったりすることも実際にある。

しかし「困りごと」を抱える人に対し、職場の周りの人が

  • 「困った人」
  • 「いつも尻拭いされる人」

などとレッテルを貼ったとしても、根本的には何も解決しないはずである。

むしろ「困っている」本人がますます困ることに加え、本人の周りにいる同僚・上司も負担が増す。業務の効率が下がる可能性すらある。ましてや「動物」のように扱うことはありえない。

それと病気や障害を抱える「困っている」人に注意・叱責して、「自分で何とかしろ」と伝えたところで、その「困りごと」がすぐに解決する可能性は低い。

そうではなくて、「困っている人」が抱える「困りごと」が生じる原因を一緒に考えて、改善や解決に向けて一緒に取り組む姿勢が職場の周りの人には必要だと私は思う。

こころの病気発達障害などを持ちながら働く人も、強みを活かせば職場にとって貴重な戦力になる。「困りごと」を減らせば、その人の強みをより発揮できる。もちろん本人も周りの人も働きやすくなるのではないか。

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「勝ち負け」ではなく「win-win」では?

なお神田裕子氏の書籍の説明の中で、

「(『困った人』たちに)戦わずして勝つ」(括弧内は私の補足)

という表現があった。言い換えれば、困りごとを抱える人が「負ける」ということである。

一緒に働いて職場を盛り上げるべき仲間同士で、「勝ち負け」を競うということだろうか。私はお互いに「win-win」な関係になることの方がよほど大事だと思うのだが…。

当記事の参考文献
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