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障害者ピアサポート研修の詳細と実際に受講してみて

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私が実際に障害者ピアサポート研修(基礎研修・専門研修)を受けて

基本的には楽しく受講できた

私が受講した研修の実際

私が受講した障害者ピアサポート研修の進め方は、前述の通り、講義を一通り聞いてから、グループワーク(演習)で他の受講者とともに学びを深める形だった。

グループワークでは、事例検討や意見・感想の共有が多かった。他の受講者の話を聞くと、その話が興味深かったり新しい発見があったりした。

コミュニケーションに関する講義では寸劇を取り入れていた。コミュニケーションの実例を受講者の前で演じることで、グループワークのヒントにしてもらおうという狙いだったと思われる。

障害当事者も参加する講義

研修の講義は支援者・障害当事者ともに担っていたが、どちらかといえば障害当事者の方が多かった。

また身体・知的・精神・難病の各領域の当事者・支援者がそれぞれ発表する場面もあった。私個人は知的障害や難病領域のピアサポートについてはあまり理解していなかったので、話を聞けて新鮮だった。

一部は当事者・支援者で別々のプログラム

私が受講した研修では、原則として当事者・支援者両方が一緒に同じ講義を受けた。ただし「専門研修」では、当事者と支援者で別々の講義を受けることもあった。

当事者側は
「ピアサポーターとしての働き方」「ピアサポートに関わる施策や実際の業務」
について学んだ。

一方支援者側は
「ピアサポーターの活用」「ピアサポーターの雇用」
についての講義のようだった。

ちなみに私が受講した2023年度は、私が住む自治体で障害者ピアサポート研修を行うのは初めてだった。自治体職員・講師・受講者全員手探りだった。

講義の一部に福祉の初学者にとっては難しい内容が含まれていた

障害福祉制度・サービスの部分の講義は難しい

障害者ピアサポート研修の講義のうち、障害福祉の制度・サービスに関するものは、福祉について学んだ経験のある私でもなかなか難しめな内容だと感じた。

私は復習感覚で学んだのだが、福祉の専門教育を受けていない人にとっては難しそうだった。実際に複数の受講生が「難しい」と言っていたことを私は覚えている。

この部分の講義は福祉専門職の講師が行っていた。研修終了後にその講師と会話したところ、内容を簡単にしようにもカリキュラムの制約上難しいということだった。

国が指定するカリキュラムの枠内で講義をすることになるが、実際に講義を行う講師の裁量権がどうやら小さいようである。また研修のテキストの内容をあまりいじれないようである。(補足等もしづらい)

理解を容易にするための補足等を検討できないか

とはいえピアサポーターも障害福祉の制度・サービスを十分理解しておかないと、ピアサポートを有効に行えないことも事実である。

障害者ピアサポート研修は、福祉の初学者が受けることも想定される。そうであれば、せめて内容の理解が容易になるような補足は認めて欲しいと私は感じた。

ピアサポートの復習にもなった

私は2014年に地域にある地域活動支援センター主催のピアサポート講座を受講して以来ピアサポートについてしっかり振り返る機会がなかった。私自身は障害者ピアサポート研修を通じてピアサポートを復習できて良かったと考えている。

なお2024年度に私は障害者ピアサポート研修のフォローアップ研修を受講する予定である。私はピアサポートについてももう少し腕を磨きたいと考えている。

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