2024年8月7日更新
- タイトルを変更しました
- 旧タイトル:就労継続支援B型とその役割―実際に働いた経験を踏まえた解説
- 記事が読みやすくなるように各種変更しました
- 見出しの追加・修正
- 本文の追記・修正
- 一部表現の変更(「障がい」→「障害」)
- その他追記や修正
- 「あわせて読みたい」部分のブログ記事のリンクの追加
- 抜粋の追記・修正
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はじめに
当記事の要点
- 就労継続支援B型事業(B型作業所)は、病気・障害によって雇用契約に基づいての就労が困難な人が利用できる「作業場」を提供する。
- 就労継続支援B型事業では、「工賃」の低さが欠点となる。しかし手厚い配慮を受けながら作業できるという利点がある。
- 就労継続支援B型事業は、利用者にとっての「作業場」だけでなく、利用者のより良い就労や社会生活に資する様々な役割を担っている。
当記事について
日本では憲法で「勤労の権利」「勤労の義務」が定められている。そうでなくても、お金を得るため・自己実現のためなど様々な目的で、「働きたい」「仕事をしたい」と考える人がとても多い。
それは障害を持つ人にとっても例外ではない。たとえ一般企業での勤務が困難だとしても、「働きたい」と希望する人も確実にいる。そのうち一定数の人が「就労継続支援B型事業」(B型作業所・B型事業)に興味を持ったり利用を検討したりしているのではないか。
ところが
- 「B型とはどのようなところかイマイチ分からない」
- 「自分には本当にB型が合うのだろうか」
などと、就労継続支援B型事業に関して分からないことや疑問・不安を感じる人もいるはずである。
この記事ではこの就労継続支援B型事業について私ができる範囲で解説する。B型に興味のある人・利用を検討している人はぜひ一読して欲しい。
私は実際に(多機能型福祉事業所の)就労継続支援B型事業部門の職業指導員として働いた経験がある。その施設では主に知的障害のある方が多かった。それと一部発達障害や精神障害をお持ちの方もいた。
当記事の構成
次の2ページ目では、就労継続支援B型事業の定義・利用者層・メリットおよびデメリットを説明する。3ページ目で、私が実際に就労継続支援B型事業に勤めて感じたことを3つ述べる。最後に4ページ目で話をまとめる。
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