年金保険料「未納」と障害年金の受給要件について―公的な対応は？

はじめに

記事の要点＆本編を読み始める前に…

日本では公的年金制度を十分に理解していないことや年金制度への不信により、年金保険料の「猶予」や「免除」の手続きをせずにあえて支払わない人がいる。そうでなくても、年金保険料を「未納」にした結果、障害年金がもらえない人もいる。

このような事例について、私は国や日本年金機構に課題があるのではないかと感じている。当ブログの読者の皆様はどうお感じだろうか。

そこでこの記事では、まず障害年金とその受給要件について簡単に説明する。次に障害年金の周知やその取り組みの現状についてまとめる。その後国や日本年金機構がどうしたら良いのか私見を述べる。

記事の構成について

次の2ページ目では、障害年金の概要と受給要件、受給要件のうち保険料納付の要件について述べる。

3ページ目と4ページ目では、障害年金の存在について、世論調査に触れながら考察し、障害年金をより周知するための取り組みについて述べる。

最後の5ページ目ではまとめとして、年金保険料未納により障害年金が支給されないリスクに対して国民ができることと、国や日本年金機構に対して思うことを書いている。