はじめに
精神障害者保健福祉手帳を含む各種障害者手帳を利用して割引やサービスを受ける際、多くの場合は手帳の原本を提示する必要がある。しかし近年はスマートフォン上で障害者手帳の情報を表示できる「ミライロID」が広がりつつある。
今回は「精神障害者保健福祉手帳の解説シリーズ」の番外編として、デジタル障害者手帳アプリ「ミライロID」の概要や実際の利用体験、利用する際に知っておきたいポイントについて紹介する。
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この後の流れ
このページの後半では、「ミライロID」の概要や利用できる場所、活用によるメリットについて紹介する。
次のページでは、筆者の利用体験を基に、「ミライロID」について便利だと感じた点や気になった点を整理したうえで、記事全体をまとめる。
「ミライロID」とは
「ミライロID」は、株式会社ミライロが提供する各種障害者手帳を持つ方向けに用意されたスマートフォン用アプリである。以下の各種障害者手帳の情報を登録することで、スマートフォンの画面に障害者手帳の情報を表示できるようになる。
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
また障害者手帳を登録した「ミライロID」利用者向けに、
- 電子クーポンの提供
- 障害者割引価格のチケットの販売
などの機能もある。
詳しくは以下の公式サイトをご覧いただきたい。

「ミライロID」は、あくまでも民間企業が提供するアプリであり、厚生労働省などの行政が直接提供するものではない。
「ミライロID」が利用できる場所
「ミライロID」は、全国の公共交通機関や文化施設、商業施設など幅広い分野で導入が進み、2026年9月時点では4300か所以上の事業者が対応している。1
例えば以下のようなところで対応する事業者がある。
- 航空・鉄道・路線バスなどの公共交通機関
- 博物館・水族館・美術館
- 映画館・テーマパーク・カラオケ店などのアミューズメント施設
- コンビニや飲食店など
なお詳しい利用可能な場所は、以下のリンクから検索できる。

各種障害者手帳によるサービスを提供する事業所のうち、「ミライロID」を手帳と同等と扱う一部が対応する。障害者手帳の原本のみ有効とし、「ミライロID」の提示ではサービスを提供しない事業所もある。
鉄道事業者や路線バス事業者を中心に、「ミライロID」とマイナポータルとの連携を必要とする事業者もある。
「ミライロID」の活用によるメリット
「ミライロID」の活用は、以下のようなメリットがあると考えられる。ここでは簡単に紹介する。
- 障害者手帳の原本を提示する必要がなくなる
- 「ミライロID」対応の事業者であれば、「ミライロID」アプリの画面を提示すればサービスを受けられる。
- 心理的抵抗感を軽減できる
- 障害者手帳の原本を提示するより負担が少ない場合がある。
- 対応事業者を簡単に探せる
- 公式サイトやアプリ上で「ミライロID」対応の事業者を検索できる。
- 障害者手帳の原本にはない機能である。
- 「ミライロID」独自のサービスがある
- 一部の事業者で利用可能なクーポンが配信される。
- オンラインで障害者割引チケットを購入できる。


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