スターブロッサムと花屋乃かや氏に今後望まれる対応
ここでは、「スターブロッサム」や花屋乃かや氏に、以下のような観点を踏まえて、今後ぜひ取ってほしい対応をまとめている。
- 最優先として、内部告発をせざるを得なかった元店員に最大限誠意を持って対応し、少しでも納得してもらえるようにする。
- 「スターブロッサム」を応援しているお客様の理解を得て、今後改めて応援してもらえるような環境を整える。
- 発達障害当事者を含む「社会的な関心事」になっているため、十分な説明責任を果たす。
私としては、少なくとも次の5つの対応が必要だと考える。
- 現状の正確な把握:どうして大きな問題になっているのかを掴む
- 事態収集への動き:内部告発した元キャストとの誠実な話し合い
- 説明責任の履行:できる限り事実関係を丁寧に説明する
- 自主的な情報開示:他に開示すべき情報があれば、自主的に開示する
- 再発防止策や今後の方針の検討:再発防止・信頼回復に向けた具体的な方針の策定
以下、これら5つをそれぞれ具体的に説明する。
1. 事態の正確な把握(有償ボランティア契約・労働者性の整理)
まず1つ目は、現在の状況を正確に把握することである。
- なぜ新聞報道されるほど大きな事態になっているのか。
- X(旧Twitter)が批判的なポストで溢れている理由
などを、スターブロッサム内でも今一度整理してほしい。
現状を正確に理解していないために、初期対応を誤り、スターブロッサム自らが「火に大量の油を注ぐ」ような状況になったのではないか。
逆に言えば、以下を含む事柄を正しく掴めば、上記の2.以降の適切な対応ができるようになると、私は感じている。
- 問題になっていること
- そもそも「有償ボランティア」契約で良かったのかどうか
- 本来は雇用契約にすべきだったのではないか(労働者性)
- 「有償ボランティア」の活動範囲を、しっかり定めていたかどうか
- (労働者性が労働基準監督署の調査で認められた場合に)最低賃金が支払われていないのではないか
- 認定されれば法的な問題になる。
- また、障害者虐待防止法でいう「使用者の経済的虐待」に当てはまる可能性も…。
- そもそも「有償ボランティア」契約で良かったのかどうか
- 批判的なコメントが殺到している理由について
- 可能な限りの説明責任を尽くしていないように思われている。
- 「論点ずらし・すり替え」のように捉えられる発言があった。
- 「では、その記者(筆者注:東京新聞の記者)は事実確認も行わずに障害者をネタにして記事を書き、それは障害者搾取ではないのでしょうか?」(花屋乃かや 2026a)
- 説明に時間がかかるとしても、その旨を丁寧に伝えられたかどうか。
- 説明責任を果たす前の威圧的な「投稿削除依頼」
- 「論点ずらし・すり替え」のように捉えられる発言があった。
- 内部告発を行なった元キャストを傷つけていると思われてしまう声明を出した。
- かや氏自身が「新聞報道の被害者・犠牲者」のように振る舞っていると思われるような言動があった。
- 可能な限りの説明責任を尽くしていないように思われている。
2. 事態収集への動き(内部告発者との誠実な対話など)
2つ目は、この事態を早期に収集するために、慎重かつ丁寧に行動することだろう。特に、報道内容が事実かどうかは関係なく、内部告発を行なった元キャストの方への誠実な話し合いは必須だろう。
元キャスト側から十分に納得が得られなければ、再度新聞等で報道されたり、SNS上でのネガティブな話題になる可能性がある。
なお、スターブロッサムの公式声明によると、弁護士等の専門家が対応するとのことである。時間がかかるかもしれないが、弁護士や福祉・心理・労務の専門家が間に入る形で取り組んで欲しいと思う。
また、不用意な声明や案内を行えば、元キャストをさらに傷つけるだけでなく、Xなどで「再炎上」するリスクがある。追加の法的・道義的な問題を抱える可能性もある。
例えば、当面の間、「弁護士の確認を経ずに情報発信はしない」などの対応も考えられるが、どうだろうか。
3. 説明責任の履行(報道内容の事実関係の整理)
3つ目は、新聞で報道されたことについて、可能な限り事実関係を丁寧に説明することである。
これは、特にスターブロッサムを利用されるお客様や、発達障害当事者を含めた世間の理解を得るためには、絶対に欠かせない。これ以上のイメージ悪化を食い止め、少しでも早い信頼回復にも、必要なプロセスだろう。
もちろん、労働基準監督署などの調査の関係ですぐには説明できないこと、キャストの個人情報など、オープンにできないこともある。
それでも、「報道が事実かどうか」や、「事実でない場合にどこがどう事実と違うのか」など、伝えられる範囲で最大限伝えないことには、多くの方の納得が得られないのではないか。
私としては、今後説明できること・説明できないことを、弁護士とともによく精査した上で、発表することを望む。
また、説明までにまだ時間がかかる場合は、早期に「中間報告」をお願いしたい。「時間がかかっている理由」や「事実関係の精査がどこまで進捗しているか」などを説明しないことには、世間から「事態の隠蔽」や「説明責任からの逃亡」などと思われてしまう。
4. 自主的な情報開示(賃金支払いや契約内容の透明化)
4つ目は、今回東京新聞に報道されたこと以外についても精査して、もし開示すべき情報があれば自主的に開示し、必要な説明をすることである。
特に、他に法的・道義的・倫理的な問題になりうるものがあれば、それについても自らすべて公表し、必要な説明やお詫び、今後の対応方針などを広く伝えることは必須だろう。
たとえ自身にとって都合の悪い事実であっても、自らすべてオープンにすれば、「後から問題を掘り返されるリスク」を減らすことができる。「続報記事」が出るリスクも減らせるだろう。さらに「膿を出し切ろうとしている」という印象を社会に与えられる。
5. 再発防止策や今後の方針の検討(労務管理・外部専門家の活用など)
5つ目は、同種の問題の再発を防ぎ、改めて信頼を得るために、再発防止や改善の方針を具体的に考えることである。
もし、スターブロッサムやかや氏が引き続き発達障害メイド喫茶を運営したいのであれば、ぜひ抜本的な改善策を考えて、きっちり示してほしい。
- 「確かに失敗はあったが、活かそうとしている」
- 「スターブロッサムが変わろうとしている」
という印象を、周りに与えることが重要である。
なお、私個人は、以下のような改善を提案したい。
- 顧問弁護士「以外の」弁護士や外部の社会保険労務士、福祉・心理の専門家、発達障害当事者団体などにも協力を依頼する。
- 場合によっては、顧問弁護士の交代の検討も
- 外部の専門家の協力を得て、運営の透明性を確保
- 現在のキャスト全員と「雇用契約」を結ぶ。
- 今後「有償ボランティア」契約は思い切って取り止めて、雇用できるか
- 運営側の研修受講
- 使用者として必要な労働法規や労務管理の理解を含む


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