「ピアサポートフォーラム滋賀2025」の内容整理
第1部「滋賀のピアサポートはどうありたいか」
イベント前半は、ピアサポートに取り組む当事者やその支援者が登壇・発表された。以下、それぞれの発表をまとめている。
就労とピア
このパートでは、就労継続支援B型事業所で活躍するピアサポーターA氏と、訪問看護事業所に勤める当事者B氏・職員C氏がそれぞれ登壇された。
就労の場におけるピアサポートの可能性と、その一方で制度や雇用面における課題が共有された。
A氏の発言まとめ:「ピアサポート加算」の現状と課題・活動を支える仕組み
B氏・C氏の発言まとめ:ピアスタッフとして働く当事者と職員の工夫
このパートを通じて、ピアサポーターが就労の場で活躍する可能性は確かに存在する一方で、制度設計や職場環境の整備が追いついていない現状も浮き彫りになった。
ピアサポーターの自由な活動と支援センターの関係
このパートでは、滋賀県内の地域活動支援センターの職員2名やピアサポートグループで活動する当事者3名、行政職員1名がそれぞれ壇上で発言された。
地域活動支援センターとピアサポートグループとの関係性を軸に、自由なピアサポート活動の可能性と、それを支える側が抱える課題が共有された。
地域活動支援センター職員から:協働の実践と支援上の課題
当事者から:一緒に活動し、つながることも「ピアサポート」になる
- 県内各地のボランティア団体などの活動に参加している。
- ハンドベルの演奏や茶話会でのメンバーとの交流など。
- 他のメンバーと楽しみながら参加できる。
- ピアサポートは、「話す」「聴く」だけではない。
- 人とつながることがピアサポートの原点では?
- スポーツを通じてでもピアサポートができる。
- バレーボールの試合に参加し、負けてしまったものの、楽しかった。
- 一緒に同じことに取り組むことも、ピアサポートにつながる。
行政職員から:研修や委託事業を通じたピアサポートへの支援
- 精神障害者ピアサポート事業を実施している。
- 県内の各支援センターに委託している。
- 障害者ピアサポート研修を実施している。
- 2025年度は県内の社会福祉法人に委託して実施した。
このパートを通じて、ピアサポートは多様な形で展開できる一方で、その自由な活動を継続的に支えるためには、支援センターや行政を含めた体制づくりが不可欠であることが示された。
第2部 「グループワークとシェアリング」
イベント後半では、参加者がグループに分かれて、第1部の感想や今後のピアサポートに関する思いを共有するグループワークが行われた。
私が参加したグループでの意見
ここでは、私が参加したグループで出た主な意見を整理する。
私自身の意見
なお、ピアサポーターと専門職の双方の立場を経験した者として、私は以下のような意見を共有した。
- ピアサポートを「専門職による支援のおまけ」ではなく「支援になくてはならない存在」にしたい。
- ピアサポーターが汗をかくだけでなく、支援者が意識を変えてほしい。
- 今後もピアサポーターと専門職との協働が求められる。
- ピアサポートの担い手を教育する仕組みも作りたい。(スーパービジョン)
- ピアサポーターになった後の支援も必須である。
- ピアサポーターの専門職化にもつながる。
- 滋賀県だけでなく、国にも働き掛けたい。
このグループワークを通じて、ピアサポートの可能性に対する期待と同時に、それを支える仕組みや意識の変化が求められていることが改めて共有された。
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