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【経験者が解説】ピア・当事者カウンセラーとは―野良・自称カウンセラーとの違いを整理

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2026年2月2日 更新

  • タイトル・記事の抜粋を変更しました。
    • 旧タイトル:ピア・当事者カウンセラーと野良カウンセラーは別物――専門カウンセラーとの違いも解説
  • 1ページ目「はじめに」内の小見出し・本文の順番を変更しました。
  • 見出し・本文・箇条書きの一部を追記・修正・変更しました。

2025年12月22日 更新

  • 以下を追加しました。
    • 目次
    • 続編記事へのリンク
  • 1ページ目の「はじめに」セクションの文面を一部変更しました。

はじめに

多様化する「カウンセラー」

近頃、SNSなどで「カウンセラー」を名乗る人を見かける機会が増えている。その中には、心理学を専門的に学んだだけでなく、病気や障害の当事者として自身の経験を活かす方、さらにはそのどちらにも当てはまらない「野良・自称」と呼ばれる人たちも含まれる。

この記事では、ピア・当事者カウンセラーとしての経験を持つ私が、多様な「カウンセラー」を次の3つに分類し、それぞれの違いについて整理する。

  1. (専門)カウンセラー(臨床心理士公認心理師の資格を持つカウンセラー)
  2. ピアカウンセラー・当事者カウンセラー(ピア・当事者カウンセラー)
  3. 野良カウンセラー・自称カウンセラー(野良・自称カウンセラー)

そのうえで、「ピア・当事者カウンセラー」「野良・自称カウンセラー」と混同されないために押さえておきたい視点を示す。

普段「(専門)カウンセラー」という表現はあまり見ないが、ここでは他の種類のカウンセラーと明確に区別するため、このように表している。

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この記事をまとめた背景や理由

近年、「野良カウンセラー」「自称カウンセラー」と呼ばれる存在が問題視される場面が増えている。心理に関する専門的な知識や技術がないにもかかわらず「カウンセラー」を名乗り、適切とはいえない支援を行う人たちを指す言葉である。

一方で、病気や障害の当事者として、同じ立場の人の相談に応じる「ピアカウンセラー」「当事者カウンセラー」も存在する。

最近、X(旧Twitter)で情報発信を行うある当事者カウンセラーが、「野良ではないか」と強く批判される出来事があった。

カウンセラーとして最低限守るべきルールやマナーを十分に理解していない点が、複数の医療・福祉関係者から問題視されたためだ。私自身、この批判には一定の妥当性があると感じている。

しかし同時に、カウンセラーには複数の種類があることを正確に理解しないまま、当事者カウンセラーを不当に「野良・自称」と非難する事例が今後増えるのではないかという懸念もある。

こうした背景から、この記事では3種類のカウンセラーの違いを整理し、混同を避けるための視点をまとめている。

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この記事の要旨

  • 「カウンセラー」と呼ばれる人々を次の3種類に分けることができる。それぞれ基盤や特徴、信頼性が異なる。
    1. (専門)カウンセラー
    2. ピアカウンセラー・当事者カウンセラーピア・当事者カウンセラー
    3. 野良カウンセラー・自称カウンセラー野良・自称カウンセラー
  • ピア・当事者カウンセラーは、病気・障害当事者としての経験や立場を基盤に仲間として寄り添う存在であり、「野良・自称カウンセラー」とは明確に区別されるべきである。
  • 信頼できるピア・当事者カウンセラーが活躍するためには、カウンセラーとしての最低限のルール・マナーを守り、経験を活かしながら学び続ける姿勢が重要であり、安心して相談できる場を広げるために必要な存在である。
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この記事を特に読んで欲しい人

  • ピアカウンセラー・当事者カウンセラーへの相談を検討・希望する障害当事者
    • 精神疾患・精神障害発達障害(神経発達症)の方を含む
  • 「野良カウンセラー」「自称カウンセラー」の問題に関心のあるすべての方
    • 臨床心理士・公認心理師の資格をお持ちの方
    • その他対人援助に関わる医療福祉関係者
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この後の流れ

2ページ目:「カウンセラー」と呼ばれる人々の違いについて

先ほど述べた「(専門)カウンセラー」「ピアカウンセラー」「野良・自称カウンセラー」の3者をそれぞれ具体的に説明する。また3者の違いを表にして整理している。

3ページ目:当記事のまとめ

これまでの話を踏まえて、カウンセラーの多様さについて触れる。それと「ピア・当事者カウンセラー」経験者として思うこと・伝えたいことも書いている。ぜひ最後までお読みいただきたい。

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この記事を読む際の留意点

私は過去に地域のピアサポートグループで、5年程度「ピアサポーター」という立場で活動した経験がある。その中で「ピアカウンセラー」の役割を担うこともあった。その後も精神疾患発達障害(神経発達症)の当事者会に継続して参加している。

当記事は、「ピア・当事者カウンセラー」経験者としての発言と捉えていただきたい。なお、私は臨床心理士公認心理師といった高度な心理系資格は持たないが、社会福祉士精神保健福祉士という対人援助に関わる資格を持って活動している。

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