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ピア・当事者カウンセラーと野良カウンセラーは別物――専門カウンセラーとの違いも解説

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はじめに

「野良・自称カウンセラー」問題と「ピア・当事者カウンセラー」

みなさまは「野良カウンセラー」「自称カウンセラー」の問題はご存じだろうか。心理に関する専門知識・技術がなく、カウンセラーとしての資質に欠けているにも関わらず、「カウンセラー」と名乗って活動する人のことを、一部ではそう表現する。

他方、病気・障害当事者として、同じ当事者の相談に応じる「ピアカウンセラー」「当事者カウンセラー」もいる。

最近「当事者カウンセラー」として活動し、X(旧Twitter)で情報発信する方が、「野良ではないか」と強く批判された。

どうやらその方が、カウンセラーとして最低限守るべきルール・マナーを十分理解していない点を、複数の医療福祉関係者が問題視したようだった。私はこの批判については正当だと考えている。

ただし、複数あるカウンセラーの種類について正確に理解しない人が、当事者カウンセラーのことを不当に「野良・自称」と非難する事例が今後発生しそうだと感じた。

そこで、この記事では、「カウンセラー」と呼ばれる人々を以下の3種類に分けて、その違いについて整理する。

  1. (専門)カウンセラー(臨床心理士公認心理師の資格を持つカウンセラー)
  2. ピアカウンセラー・当事者カウンセラー(ピア・当事者カウンセラー)
  3. 野良カウンセラー・自称カウンセラー(野良・自称カウンセラー)

その上で、「ピア・当事者カウンセラー」「野良・自称カウンセラー」と混同されないようにするための視点を示す。

なお、普段「(専門)カウンセラー」という表現はあまり見ないが、ここでは他の種類のカウンセラーと明確に区別するため、このように表している。

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この記事を読む際の留意点

私は過去に地域のピアサポートグループで、5年程度「ピアサポーター」という立場で活動した経験がある。その中で「ピアカウンセラー」の役割を担うこともあった。その後も精神疾患発達障害(神経発達症)の当事者会に継続して参加している。

当記事は、「ピア・当事者カウンセラー」経験者としての発言と捉えていただきたい。なお、私は臨床心理士公認心理師といった高度な心理系資格は持たないが、社会福祉士精神保健福祉士という対人援助に関わる資格を持って活動している。

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この記事の要旨

  • 「カウンセラー」と呼ばれる人々を次の3種類に分けることができる。それぞれ基盤や特徴、信頼性が異なる。
    1. (専門)カウンセラー
    2. ピアカウンセラー・当事者カウンセラーピア・当事者カウンセラー
    3. 野良カウンセラー・自称カウンセラー野良・自称カウンセラー
  • ピア・当事者カウンセラーは、病気・障害当事者としての経験や立場を基盤に仲間として寄り添う存在であり、「野良・自称カウンセラー」とは明確に区別されるべきである。
  • 信頼できるピア・当事者カウンセラーが活躍するためには、カウンセラーとしての最低限のルール・マナーを守り、経験を活かしながら学び続ける姿勢が重要であり、安心して相談できる場を広げるために必要な存在である。
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この記事を特に読んで欲しい人

  • ピアカウンセラー・当事者カウンセラーへの相談を希望する障害当事者
    • 精神疾患・精神障害発達障害(神経発達症)の方を含む
  • 「野良カウンセラー」「自称カウンセラー」の問題に関心のあるすべての方
    • 臨床心理士・公認心理師の資格をお持ちの方
    • その他対人援助に関わる医療福祉関係者
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この後の流れ

2ページ目:「カウンセラー」と呼ばれる人々の違いについて

先ほど述べた「(専門)カウンセラー」「ピアカウンセラー」「野良・自称カウンセラー」の3者をそれぞれ具体的に説明する。また3者の違いを表にして整理している。

3ページ目:当記事のまとめ

これまでの話を踏まえて、カウンセラーの多様さについて触れる。それと「ピア・当事者カウンセラー」経験者として思うこと・伝えたいことも書いている。ぜひ最後までお読みいただきたい。

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