精神障害者保健福祉手帳が使いやすい制度・サービス5選
恩恵が大きい・活用しやすいと筆者が考えるのはこの5つ
- 「障害者専用求人」(障害者雇用)の利用
- 雇用保険の「就職困難者」扱い
- 航空運賃の障害者割引
- 一部テーマパークの入場料割引
- 映画館・美術館・博物館などの入場料割引・無料入場
1. 「障害者専用求人」(障害者雇用)の利用
精神障害者保健福祉手帳を持つ人は、ハローワークなどで「一般求人」に加えて「障害者専用求人」に応募できる。この求人は何らかの障害を持つ人しか応募できない。よって障害があるからといって採用選考が不利になることはない。
さらに採用されて実際に働く場合、障害特性に応じた「合理的配慮」を受けられることが多い。
「合理的配慮」とは、障害のない職員と同じように働くために職場側が行う環境などの調整のことである。
精神障害や発達障害があっても何らかの支援があれば一般企業で働ける人も多い。このような人には恩恵が多いと思われるため、ここに記載した。
2. 雇用保険の「就職困難者」扱い
もし何らかの事情があり職場を退職した場合、雇用保険の「基本手当」(失業保険・失業給付)が受けられる。そこで精神障害者保健福祉手帳を持つ人は「就職困難者」という扱いになり、他の求職者と比べて基本手当の受給期間が大幅に長くなる。
それと通常の離職者とは違い、離職理由(退職の理由)によって基本手当の給付日数が変わることはない。要するに会社都合・自己都合のどちらであっても一律である。
一般の受給者に比べて明らかに給付が手厚くなることから、ここに記載した。

一部の自己都合離職者にかかる給付制限(2ヶ月または3ヶ月)については、就職困難者でも扱いは変わらない。
3. 航空運賃の障害者割引


JALグループ(日本航空)やANAグループ(全日空)など一部の航空会社では、航空運賃の障害者割引を行っている。もちろん精神障害者保健福祉手帳でもこの割引を利用できる。
例えばJAL グループで利用できる障害者割引は、「スペシャルセイバー」や「プロモーション」といった早期予約やセールによって割引率がもともと高い運賃からさらに割引される。
航空会社によって取り扱いが異なるものの、利用しやすいと思われるためここに記載した。
なお詳しくは別のブログ記事で取り上げた。ぜひそちらもご覧いただきたい。
4. 一部テーマパークの入場料割引
テーマパークの中には、入場料の障害者割引を行っているところがある。
例えば東京ディズニーリゾート(TDL)やユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の入場料は、精神障害者保健福祉手帳を利用すると割引になる。同伴者1名を含め、通常より安い料金で入場できる。
TDLの「1デーパスポート」(大人料金)で比較すると、以下のようになる。
- 通常の1デーパスポート:7,900円~10,900円
- 1デーパスポート(障がいのある方向け):6,500円~8,700円
USJの「1デイ・スタジオ・パス」(大人料金)で比較すると、以下の通りになる。
- 通常の1デイ・スタジオ・パス:8,900円~
- 障がい者向け割引スタジオ・パス(1日券):4,700円~
さらに2025年7月にオープンした「ジャングリア沖縄」も障害者割引の設定がある。「1Dayチケット」(大人)で比較すると次のようになる。
- 国内在住者向け料金(通常):6,930円
- 障害のある人向けのチケット:3,410円
施設によって割引額に差があるものの、同行者1名を含めて通常より安い料金で入場できるため、ここに記載した。
5. 映画館・美術館・博物館などの入場料割引
映画館・美術館・博物館の多くで、精神障害者保健福祉手帳を提示すれば入場料の減免を受けられる。詳しくはそれぞれの施設のWebサイトや窓口で調べて欲しい。
- 映画館:割引料金で映画視聴可能
- TOHOシネマズ・イオンシネマなど
- 美術館:入館料が無料になる場合も
- 国立美術館:国立新美術館・国立西洋美術館・京都国立近代美術館・国立国際美術館など
- 公立美術館:東京都写真美術館・大阪市立美術館・京都市京セラ美術館・神戸ゆかりの美術館など
- 博物館:民間の博物館も割引料金になる
- 無料入場:東京国立博物館・京都国立博物館・大阪歴史博物館など
- 料金割引:ニンテンドーミュージアム・京都鉄道博物館・トヨタ博物館など
特に公営の美術館・博物館では、付き添い1人を含めて無料で入館できる場合がある。これは非常に大きいため、ここに記載した。
各施設へのリンクはこちらから








コメント