はじめに
当記事の要約
- 2025年7月20日の参議院議員選挙について、物価高対策だけでなく生活保護制度・障害年金制度といった「社会的弱者」に対する制度・サービスについても有権者の判断を大きく左右すると見込んでいる。
- 「生活保護基準引き下げ」の取り止めや就労継続支援A型事業所から解雇された利用者への対応、福祉・介護分野の労働者への緊急物価高対策にすぐ取り組んで欲しい。
- 生活保護制度を誰もが利用しやすくするための取り組みや障害年金制度改革に今後取り組んで欲しい。それと障害者や高齢者に対する所得保障制度導入に向けた議論が必要だと考える。
7月20日は参議院議員選挙投票日
2025年7月20日は参議院議員選挙投票日である。それに伴い、国政政党や選挙の立候補者は街頭・TV・インターネットなどを通じて様々な政策を訴えている。
例えば物価高対策に限ってみても、各政党・各立候補予定者が「現金給付」「減税」などの政策をそれぞれ国民に伝えている。
それと今回の参議院議員選挙直前の時期に、社会保障に関わる制度の大きな動きや報道が相次いだ。
例えば6月27日に最高裁判所が生活保護基準引き下げについて違法判決を出した。(NHK 2025b)それに加えて障害年金の不支給に関する報道が複数あった。(福祉新聞 2025a)(読売新聞 2025)
そのため、各政党・各立候補予定者が訴える社会保障関連についての政策も、有権者の投票判断に大きな影響を与えそうだと私自身は思っている。



ところで私は立場上、以下のような事柄に強い興味関心がある。
- 障害者を含めたいわゆる「社会的弱者」に対する支援制度・サービス
- 特に生活保護や障害年金制度
- 障害者の就労や経済的支援
- 福祉・介護分野の労働
私は上記で述べた事柄を重視して参議院議員選挙の投票先を決める予定である。
このブログ記事では、「福祉ウォッチャーT」筆者個人が特に取り組んで欲しい政策について、具体的に述べる。
ここでは分かりやすいように
- 「すぐに取り組んで欲しいこと」
- 「よく議論して取り組んで欲しいこと」
の2つに分けて、それぞれ複数の事項を列挙する。
なおこの記事は、特定の政党・候補者に賛成・反対する目的で作成したわけではない。それと「障害当事者」や「社会福祉士・精神保健福祉士といった福祉専門職者」のいずれも代表した意見・考えではない。あくまでも私個人の考えとして捉えていただけると幸いである。
当記事の構成
2ページ目:すぐ取り組んで欲しいこと
できれば参議院議員選挙の結果を待たず、緊急に取り組んで欲しいことを3つ述べている。
3ページ目:よく議論して取り組んで欲しいこと
参議院議員選挙の結果が出てから、国会等で十分に議論した上で取り組んで欲しいことを4つ具体的に書いている。
4ページ目:最後に…
簡単ではあるが、この記事をまとめている。それと当ブログの読者を含めて私からお願いしたいことを書いた。
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