2026年2月14日更新
- タイトルを変更しました
- 旧タイトル:私の思う「ピア精神保健福祉士」の定義【MHSW・PSW+ピアサポーター?】
- 本文・見出しを追加・修正・変更しました。
- 1ページ目の「この記事で用いる用語と筆者の立場」など
- その他変更
- 記事末尾の記事リンク集
- 記事の抜粋
2025年6月17日更新
- 見出し・本文の一部を追記・修正しました。
- 1ページ目の「当記事の構成」部分をより詳しく記載
- 記事中に画像を追加しました。
- 「タグ」を追加しました。
はじめに
この記事について
近年、「ピア精神保健福祉士」という言葉を見聞きする機会が増えている。しかし、この言葉は制度上の資格や正式な職名として定義されているものではなく、使われ方も人によってさまざまである。
精神保健福祉士(MHSW・PSW)としての専門職性と、ピアサポーターとしての当事者性は、それぞれ異なる前提や役割を持つ。一方で、両者が混同されたまま語られる場面も少なくない。
この記事では、「ピア精神保健福祉士」という言葉が指しうるものについて、精神保健福祉士とピアサポーターそれぞれの定義や役割を踏まえながら、両方を経験してきた立場から整理する。
この記事の要旨
- 「ピア精神保健福祉士」は、ただ単に「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」を足したものではない。
- 「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」は、支援の基盤となるものが異なる。両者の関わり方を混同すると、利用者支援に支障が生じる可能性がある。
- 「ピア精神保健福祉士」には、「専門職としての関わり方」と「ピアサポーターとしての関わり方」の両方を理解・区別し、状況に応じて使い分けることが求められる。
この記事で用いる用語と筆者の立場

この記事では、2ページ目以降で「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」それぞれの定義や役割について整理する。ここで用いる定義は、制度や一般的な理解に基づくものである。
「ピア精神保健福祉士」という言葉が使われる場面では、これら二つの立場が混同されて語られることも少なくない。この記事は、その混同をほどくための前提整理として、用語や立場の違いを確認することを目的としている。
私自身は、精神保健福祉士としての実務経験と、ピアサポーターとしての経験の両方を持つ。この記事では、その両方の経験を踏まえた立場から、「ピア精神保健福祉士」という言葉について考える。
なお、私は今後「ピア精神保健福祉士」に関する記事を複数上げる予定である。また当ブログでは、過去に精神保健福祉士やピアサポートに関する記事をいくつか投稿した。あわせてご覧いただけると幸いである。(2026年2月14日更新)
精神保健福祉士に関する記事はこちらから
ピアサポートに関わる記事はこちらから
この後の流れ
2ページ目:「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」のそれぞれの定義について
複数の参考文献を引用しながら、「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」の定義をそれぞれ整理する。
3ページ目:私の思う「ピア精神保健福祉士」の定義
「精神保健福祉士」と「ピアサポーター」の支援基盤の違いについて整理する。その後、2ページ目で述べた両者それぞれの定義を踏まえ、「ピア精神保健福祉士」の定義について私見を述べる。
4ページ目:この記事のまとめ
記事全体の内容を簡単にまとめる。また、私自身が「ピア精神保健福祉士」と名乗れるのかどうかについても、軽く触れる。








コメント
初めてコメントします。精神保健福祉士からピアサポーターとなるケースであれば、仰る様な課題が存在すると思われます。他方で、当事者のピアサポーターからのキャリアアップが確立されておらず、精神保健福祉士の資格取得も選択肢となり得るかもしれません。但し、現実的な問題として、リスキリングに係る経済的負担が出来るかどうかも、あるのではないかと思います。
コメントありがとうございます。
もともと精神保健福祉士として活動してきた方がピアサポーターになる場合、うまく当事者性を活かした支援ができるのか、という課題がありそうですね。「専門職としての知識」とのバランスを取ることが強く求められそうです。
それと、私はピアサポーターとして活動した後に、精神保健福祉士の資格を取得した立場ですが、ピアサポーター・ピアスタッフのキャリアアップの問題はすごく感じます。
現在の「障害者ピアサポート研修(フォローアップ)」だけでは十分ではないです。だからといって、精神保健福祉士の資格取得を目指すとなると、多くのピアにとって、経済的負担・精神的負担はかなり強いだろうと考えております。