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就労継続支援B型の概要とその役割―実際に働いた経験を踏まえた解説【障害者作業所】

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まとめ

就労継続支援B型事業所の役割は「働く場所」だけではない

これまでの話を読めば分かる通り、就労継続支援B型事業所には「働く場所」にとどまらず、多様な役割がある。

その一つは「経由地」としての役割である。就労継続支援A型事業所や一般企業での就労を今後検討している人にとっては、B型事業の利用を通じて就労に関する様々な力を身に付けることもできる。うまく行けば希望するA型事業所・一般企業に移ることも可能である。

次に「社会との結節点」という役割がある。B型事業所の利用者の中には、社会的孤立・社会的排除の経験がある人もいる。就労継続支援B型事業所はそのような人を社会につなげる役割もある。

それに加えて社会の中の「居場所」にもなる。自宅以外に作業をしながら過ごせる場所として利用する人も実際にいる。就労継続支援B型事業所があるからこそ、自宅から出られる人もいるはずである。

最後に私が言いたいこと

私は就労継続支援B型事業に興味関心を持つ人・利用を検討している人には、B型事業所には上記の様々な役割があることを認識して欲しいと思う。

それと「工賃の低さ」というデメリットがあるが、「配慮の手厚さ」というメリットもある。私は必要な人にはぜひ就労継続支援B型事業をうまく活用して欲しいと思っている。

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