まとめ
「保険料『未納』→障害年金不支給リスク」に対して私たちができること
年金保険料は払う方が良い。老後の保障だけではない。
年金保険料の「未納」により、障害年金がもらえずに後悔する人がいる。年金保険料の負担は確かにある。しかし、老後だけでなく心身の障害に対する備えにもなることを考えれば、できれば払う方が良いと言える。(さらにいえば遺族年金もある)
年金保険料の支払いが難しければ、免除や猶予の申請を
もし、経済的に困窮しており、年金保険料の支払いが困難な場合は、免除や猶予の手続きを忘れずに取ってほしい。それと、現在年金保険料の「未納」がある人は、至急健康なうちに追納するか、免除・猶予の申請をして欲しい。
国や日本年金機構もできることがまだありそう
障害年金の周知徹底が必要
このことに関連して、国や日本年金機構にも課題がある。やはり、障害年金の存在をもっと国民に周知すべきである。
例えば、公的年金制度に加入する20歳の人に送付している「国民年金加入のお知らせ」の書類に、障害年金のことをより明記すべきである。特に、受給要件を満たせば、20歳からでも障害年金の対象になることを載せて欲しい。
それに加えて、以下のような具体的な説明の掲載も有効ではないか。
年金セミナ―は工夫して続けて欲しい
他には、高校や大学・専門学校における周知を工夫しながら継続して欲しい。特に年金セミナーの取り組みは今後も続けつつ、学校側の協力を得て、公的年金制度を説明するパンフレットを学校窓口に常備するなどの取り組みを進めて欲しい。
また、マスメディアやYouTubeなどでの広報も重要になる。例えば、各種年金関連のパンフレットに、YouTube動画に飛ぶリンクのQRコードを掲載できないだろうか。
「ねんきん定期便」での案内
さらに30代や40代の国民への対応として、「ねんきん定期便」に障害年金の案内を載せることも検討して欲しい。
「ねんきん定期便」は、これまでの年金記録の確認や老齢年金の支給見込み額の案内が主な役割である。ただ、35歳・45歳の人向けのねんきん定期便は封書で郵送される。その封書に障害年金の案内チラシを入れられる。
なお、私が最近受け取った「ねんきん定期便」の封書には、障害年金に関する案内はなかった。「ねんきん定期便」における障害年金の案内は過去にあったようだが、今後は確実に盛り込んで欲しい。
例えば2017年度(平成29年度)の「ねんきん定期便」には、障害年金の案内が掲載されていた。
https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/kako/2017/201701.files/29-11-2.pdf
最後に
障害年金制度について、より詳しく周知するだけでも、国民の年金保険料未納や障害年金不支給のリスクが減るのではないか。さらには、国民の公的年金制度に関する信頼を、多少でも取り戻すことになるかもしれない。
それと、障害年金は、誰にとっても突然必要になる可能性のある制度である。個人だけでなく、国や制度側の取り組みも含めて、より利用しやすい仕組みへと改善していくことが求められている。
- 内閣府(2024)「『生活設計と年金に関する世論調査』の概要」(2024年4月18日アクセス)
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-nenkin/gairyaku.pdf - 日本年金機構(2023)「知っておきたい年金のはなし」(2024年4月19日アクセス)
https://www.nenkin.go.jp/service/learn/seminar.files/kougigataR5.pdf - 日本年金機構(2024a)「国民年金の加入と保険料のご案内」(2024年4月19日アクセス)
https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kokuminnenkin.files/3.pdf - 日本年金機構(2024b)「障害年金ガイド 令和6年度版」(2024年4月18日アクセス)
https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kyufu.files/LK03-2.pdf
最後までご覧いただきありがとうございました。こちらの記事もあわせてご覧ください。
障害年金と就労の関係が気になる方はこちら


精神障害者保健福祉手帳に興味がある方はこちら
または「テーマ別ブログ記事まとめ」にお進みください。
「トゥギャザーオンラインショップ」は、全国の障害者福祉事業所が作る「こだわりの」食品・雑貨を扱うWebサイトです。
オンラインショップなので、お家にいながら気になる商品を取り寄せられることは当然ですが、取り扱う商品は各地の障害者福祉事業所の利用者が丁寧かつ一生懸命作っています。それだけではなく、健常者が作るような他の商品以上に見た目や品質に「こだわった」商品です。
食品であれば、「自分へのご褒美」や「気持ちのこもった贈答品」としても十分な味・見た目です。また雑貨・おもちゃ
についても、作り手の個性やクリエイティブさが表れています。
もちろん「トゥギャザーオンラインショップ」での購入を通じて、障害のある人の生活保障・収入にもつながります。まずは一度実際に手に取って試してみませんか?






コメント