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ピアサポートとは?概要と実際の活動例【経験者が解説】

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ピアサポートの活動例:私の場合

障害者ピアサポートグループで経験した主な活動

私がピアサポートグループに所属していた当時、主に以下のような活動に取り組んでいた。

  1. 個別のピアカウンセリング
  2. 経験談の発表
  3. 医療・福祉等支援者向けの研修
  4. ピアサポーター養成講座の運営

ここからは、上記4つについて、それぞれ具体的に述べる。

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1. 個別のピアカウンセリング

福祉施設の相談室をお借りして、同じ精神疾患・発達障害当事者の話を個別に伺った。その際自分1人で当事者の相談に応じることが多かった。ただし相手のご希望により、仲間のピアサポーターを加えて2人態勢になることもあった。なお、話を伺う際は、傾聴・受容・共感が基本となる。

相談後に、福祉施設の職員(精神保健福祉士)やピアサポーターの仲間に相談内容を共有した。また、より良いピアカウンセリングを行うための助言をもらうこともあった。もちろん、必要に応じて、相手には情報を共有することの承諾は得た。

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2. 経験談の発表

自分が精神疾患発達障害で苦しんだ経験を、他の障害当事者や支援者に発表して共有する活動を行った。

流れとしては、まずは事前に原稿を作り、打ち合わせの場で他のピアサポーターの前で原稿を読み上げた。その場でメンバーから意見をもらい、必要に応じて修正・改良し、当日実際に発表する、というものだった。

また、複数のメンバーとともに発表する際に、「Q&A方式」で行うことがあった。1人が質問して、他のメンバーが回答する形だった。

さらに、研修の一環として、経験談を発表することもあった。例えば、ピアサポーターが自らの経験を語った後、グループワークでその感想や気づいたことなどを共有する、という形だった。

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3. 医療・福祉等支援者向けの研修

精神疾患・発達障害の内容を扱う各種研修に、講師役として参加する機会があった。

例えば、

  • 「~されて嬉しかった」
  • 「~されて傷ついた」

などといった自分の経験談と一緒に、

当事者の私が考えるより良い支援

について伝えることが多かった。

それと、グループワークにも参加した。各ピアサポーターが手分けして各グループに入り、参加者の質問に可能な範囲で答えたり話題を提供したりした。

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4. ピアサポーター養成講座の運営

私が所属していたピアサポートグループでは、新しいピアサポーターを養成する講座を毎年開催していた。私はその運営に積極的に参加した。

私が講座を受講した当時、運営は精神保健福祉士などの専門職が主導で、ピアサポーターはあくまでも「手伝い役」だった。それを私が意見を出して、他のメンバーも賛同して下さったことから、ピアサポーターも可能な範囲で講座の運営を担うように変えた。

特に、ピアサポーターの希望者が講座の一部をメインで担当するようになった。私自身も専門職の支援を受けながら、自分が担当する講座の科目の資料を作成し、実際に講義を行った。

後は講座の受講者の選考にピアサポーターが意見を出せるようにした。その人が実際に講座を修了すれば、たいてい新しいピアサポーターとして一緒に活動することになるからである。

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現在も継続している活動

精神疾患や発達障害の当事者会への参加

私は現在も精神疾患発達障害当事者会に、それぞれ可能な範囲で参加を継続している。

立場的にはあくまでも「参加者の一人」である。それでも、ピアサポートを経験したことと福祉の資格を持っていることもあり、私は「ボランティア」に近い感覚で参加している。もちろん主催者が別にいるものの、主催者が困っている時にさりげなく「助け船」を出すこともある。

当事者会では、他の参加者の話を傾聴することをメインにしつつ、タイミングがあれば気づいたことを少し喋っている。自分に発言の番が回ってきた際は、簡単に近況報告をしたり今後やりたいことを伝えたりしている。

純粋なピアサポートとは言えないかもしれないが、そこで得た経験はそれなりに活きていると考えている。

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実際にピアサポートをやって良かったこと

①自分自身が孤独・孤立せずに済んでいる

同じような生きづらさ・悩みを持つ人と交流できることは大きい。それと助け合いができることから、失われた自己肯定感がある程度蘇る効果もあったと思う。

「私自身も他の人のより良い人生に貢献できる」

と思えると、

「自分自身も役に立てる」

という気持ちになるのである。

②ピアサポートがきっかけでやりたいことが見つかった

私はピアサポートをきっかけに福祉の勉強をして、実際に社会福祉士精神保健福祉士の両国家資格を取得した。具体的には、精神保健福祉士の資格を持つ職員と一緒にピアサポート活動に取り組むうちに、

「私自身も福祉の勉強をして、福祉の資格を取ろう」

と思い立ったのである。

ただし、それにより「純粋なピアサポート」ができなくなったと感じている。福祉の資格を活かして活動しようと思うと、当事者と「同じ立場」とは言い切れなくなるからである。

それでも、私はピアサポーター福祉専門職両方の立場を理解できるようになった。それに加えて、ピアサポート活動を「一歩引いた形で」捉えられるようになった。したがって、私は福祉の資格を取得して良かったと思っている。

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