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自閉スペクトラム症の子どもの特性・関わり方についての記事を見て【ニュース紹介4】

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自閉スペクトラム症当事者の私が記事を見て感じたことと私の経験

岡医師の解説について

私はこの岡琢哉医師の解説を見て、自閉スペクトラム症の子どもが「我慢していることがある」という説明にすごく納得できた。確かに自閉症の子どもは、周りに合わせる「努力」をしないといけないことがある。それが苦痛になり、のちに精神的な症状となって表れることもある。

私自身は

  • 周りに合わせようとしても合わせられなかった
  • 助けてくれる人がいなかった

ため、ひどいいじめを受けた。

差別・排除の対象ともなった。いじめというより「犯罪と言える行為」も受けた。

それと岡医師の解説に自分自身の経験と重なる部分があると感じた。

ある時私は親から

育てるのにとにかく手間がかかった

と言われたことがある。私はすごく辛い思いをしたのだが、これはこのニュース記事にある

「(親にとっての子どもの)扱いにくさ」

とつながるのではないか。

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私の子ども時代の経験

私は過去に発達の遅れが指摘され、小学校時代に一時期通級していた記憶がある。中学校以降は普通学級だった。先ほど述べた通り、私は小学校の頃からずっといじめられた。自分では原因がまったく分からなかった。通級以外は特別な支援を受けられなかった。

特に中学校以降は何か問題が起こっても、私は誰にもうまく相談できなかった。通級経験があるという経緯にも関わらず、スクールカウンセラーが入ったわけではない。もちろん家族に言っても解決も改善もしなかった。

高校時代になり、とうとう心が潰れてしまった。そこで私は初めて精神科を受診することになった。1件目の病院が合わなかった私だったが、2件目のクリニックの医師に発達障害を疑われ、紹介状を持って大学病院に転院した。そこで各種検査を受け、ようやく「アスペルガー症候群」という診断名が付いた。

アスペルガー症候群は、今でいう自閉スペクトラム症(ASD)に相当する。私の場合はのちに「広汎性発達障害」という診断名に修正された。当時の主治医によると、ASDだけでなく注意欠如・多動症(ADHD)の特性もあるということだった。

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周りの大人はどのような関わり方が良かったのか

私はそもそも

もっと早い段階で「広汎性発達障害」が分からなかったのか

と強く思っている。

前述の通り、いじめがひどくなっても、学校側からただのいじめとして扱われ、特別な対応はなかったと思う。もし当時相談できる専門家がいれば相談できたかもしれない。または親が相談したかもしれない。

それと当時の学校教員に、発達障害に関する知識がなかったのかと疑問に思っている。通級経験があるのを知っていたなら、それ前提で対応しなければならなかったのではないか。私個人は当時の生徒はもちろん学校教員など「周りの大人」にいじめの責任があると思っている。

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