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【発達障害】4月2日は世界自閉症啓発デー→生きづらい自閉症(ASD)の理解を深めるために

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2024年9月24日更新

  • 末尾の「参考文献」部分の表示を一部変更しました
  • より読みやすくするために、見出し・本文の一部を修正しました
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2024年7月25日更新
  • 「当記事の更新情報」を折りたためるようにしました。(トグルボックス)
  • タイトル・本文の一部表現を改めました。
    • 「障がい」→「障害」
  • より読みやすくなるように一部追記・修正しました。
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2024年6月13日更新
  • タイトルを変更しました。
    • 旧タイトル:「4月2日は世界自閉症啓発デー」
  • 不要な文章を削除しました。
  • 必要な文章を追記し、より分かりやすい表現に改めました。
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当記事の要旨

  • 自閉症(ASD)発達障害の一種で、社会性や意思疎通に関係する能力の発達が遅れることにより、社会生活に支障が出る。
  • 毎年4月2日の「世界自閉症啓発デー」では、日本を含めた世界各地で自閉症の理解を深めるための取り組みが行われる。
  • 自閉症の理解を深めるためには、やはり自閉症当事者の協力を得ることも必要ではないか。

発達障害と自閉症(ASD)

自閉症を含む発達障害

発達障害は、成長にしたがって発達するはずの言語や認知能力などの機能のうち、特定の部分の発達が遅れることにより、日常や学校、社会生活に支障が生じる障害をまとめて表したものである。生まれつきのものではあるが、知的機能全体の発達が遅れる知的障害とは異なる。

発達障害に含まれるASD・ADHD・LDのイメージ図

なお発達障害の中には、この後説明する自閉症の他に以下のものも含まれる。

  • 「学習障害(限局性学習症、LD)」:文字の読み書きや算数に難しさがある
  • 「注意欠陥・多動性障害(注意欠陥・多動症、ADHD)」:不注意・多動・衝動性が目立つ

様々ある自閉症のタイプ

いわゆる自閉症とは、社会性や意思疎通に関わる能力の発達が遅れる障害である。自閉症には以下のような症状がある。

  • 非言語的コミュニケーションの難しさ
  • 特定の物・行動へのこだわり
  • 場の空気・ルールが読めない

最近よく呼ばれる「自閉症スペクトラム障害(自閉スペクトラム症・ASD)」は、以下に述べる自閉症類の総称である。

自閉スペクトラム症(ASD)に含まれる各種障害

自閉症は知的障害を併発する場合としない場合がある。知的障害を併発するものは「小児自閉症(カナー症候群)」とも呼ばれる。

知的障害を併発しないもののうち、言語発達の遅れがある(あった)場合は「高機能自閉症」という。一方言語発達の遅れのない場合は「アスペルガー症候群」と呼ばれている。これら2つはまとめて「高機能自閉スペクトラム症」と呼ばれることもある。

ASDという用語ができた理由は、発達の遅れの基準・境界が明確でないことと、援助を行う際に両者を区別する必要性が低いからである。

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