「エクスプレス予約」「スマートEX」導入予定の「障害者割引商品」に関する気になる点と要望
こうした現状を踏まえ、2026年秋以降に導入予定の「障害者割引商品」では、どのような改善が期待できるのだろうか。以下では、現時点で気になっている点と、今後の要望を整理する。
現時点で気になる点
①割引の形式:現行方式か「ディスカウント方式」か
今後設定される「エクスプレス予約」「スマートEX」の障害者割引商品が、具体的にどの形式になるのかが私は気になっている。
順当にいけば、「新幹線特急券(割引なし)」と「障害者割引乗車券」の合計価格を基準とした「障害者割引専用商品の設定」になるだろう。ただ、JAL(日本航空)の「ディスカウント方式」のような形を取る可能性も残る。
JAL国内線航空運賃における障害者割引は、早期割引系の「セイバー」・「スペシャルセイバー」や、セール時限定の「プロモーション」を含めた各種運賃からの追加割引(20%)である。割引運賃からさらに割り引かれることが大きな特徴である。
仮に「エクスプレス予約」「スマートEX」の障害者割引もこの方式になれば、「EX早特」(早期割引サービス)などの割引済み商品を、さらに安く利用できることになる。
JALの「ディスカウント方式」による障害者割引については、当ブログで過去に触れている。以下の記事もぜひ合わせてご覧ください。
JAL公式サイトの説明は、以下よりご覧ください。
②割引率の設定:どの程度の割引が行われるか
「障害者割引専用商品の設定」・「ディスカウント方式」のどちらを採用しても、気になるのは通常価格からの割引率である。
例えば、現状の「新幹線特急券(割引なし)」と「障害者割引乗車券(通常の半額)」の合計価格を上回らないように、割引率や割引価格を設定するのだろうか。
ただし、以前より「みんなねっと」などの関係団体が、特急券にも障害者割引を利用できるように要望している。もしそれが実現すれば、障害当事者にとっては大きなメリットになるが、JR東海など各社はどう対応するのだろうか。
今後の要望
①対象範囲の明示:精神障害者保健福祉手帳所持者も対象に
何よりも、まずは精神障害者保健福祉手帳所持者が、障害者割引商品の利用対象と明記されていない理由を説明すべきである。
もし私の推測通り、マイナポータル側の対応の遅れが要因であれば、プレスリリースに以下のような一文を加えるだけでも、読み手の印象が変わったのではないか。
「精神障害者保健福祉手帳所持者も、マイナポータル側の対応ができ次第、早期に利用対象に加える」
また、障害者割引商品の発売開始までにマイナポータル側の改修が進まない場合も、障害者割引商品を利用できるようにするために、例えば以下のような対応は可能ではないか。
- 駅の有人窓口で手帳を確認する
- 臨時窓口を設置し、手帳のコピーを郵送してもらう
いずれにしても、精神障害者保健福祉手帳所持者だけが除外されることはありえない。
②割引方式の改善:「ディスカウント方式」への変更
もし可能であれば、「エクスプレス予約」「スマートEX」では、JAL国内線航空運賃のような「ディスカウント方式」の障害者割引制度にして欲しい。
その場合、各種障害者手帳を持つ方にとって、以下のようなメリットがある。
JR各社が関わる通常のきっぷや特急券のルールとは違い、「エクスプレス予約」「スマートEX」のみの特例としてできるかもしれない。
③値上げ防止:現状よりも値上げしない
特に「エクスプレス予約」会員にとって、新たな障害者割引商品の導入は、「e特急券」のサービス終了との引き換えである。
JR東海などの都合によるサービス変更もある。よってこの商品の価格設定は、少なくとも現状を上回らないようにして欲しい。





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