まとめ
精神疾患を治したい人が主治医とコミュニケーションを上手く取ることの重要性
精神疾患・精神障がいについていえば、そもそも治療に時間が掛かることも決して珍しくはない。もし主治医が「一方的に決めた治療方針」で治療を行い、患者の精神疾患が早期に軽快しなければ、患者が精神的な負担を感じて主治医に不満を持つことは容易に想像できる。
それと患者が主治医に不信感を募らせると、「しんどいが受診したくない」と思うようになることもあり得る。あとは主治医が「患者不在で」決めた治療方針に対して患者は口を挟みにくい。
一方患者にとって「主治医と相談して納得して決めた治療方針」であれば、多少症状の軽快に時間が掛かるとしても、患者が感じる負担や主治医に対する不満は少なくなるだろう。
- 「治療に時間が多少掛かるのは承知の上だから、ちょっとは辛抱しよう」
- 「もししんどい状態が続いたら再度主治医に相談しよう」
と思える人は、おそらく私だけではない。
もしこの治療方針でうまく治療が進まないとしても、元々が主治医・患者の双方が納得・合意して決めたことである。そうであれば両者の話し合いによって方針の修正・変更が容易にできそうである。
最後に…
自分の体調や困りごとを伝える際に、診察までに主治医に伝えたいことをまとめておけば、短い診察時間でもある程度は必要なことを伝えられる。頭の中でまとめることが苦手な人は、メモ用紙やスマートフォンのメモアプリを利用しても良い。
もし伝えたいことが多くて短い診察時間では収まらなければ、その内容によっては医療機関または地域の関係機関にいる心理職員や福祉職員に相談できることがある。
次に主治医の言葉は基本的には尊重しつつも、何か希望や意見があれば遠慮せずに伝えれば良い。それと主治医に対して自らが受けている治療について、気になることや疑問に思うことを聴くことができる。イヤなことをイヤという権利もある。
主治医と十分に相談して、最後は自分自身で決めれば良い。それによって患者がより安心・納得できる医療を受けられると私は考えている。
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