まとめ:申請者への配慮をしながら「デジタル化」を進めて欲しい
障害者手帳発行申請のデジタル化は、申請者側も楽になる
精神障害者保健福祉手帳を含む障害者手帳の発行申請は、今のところ次の3段階に分けられる。
- 申請書の記入
- 必要書類の準備
- 申請書類の提出
それがオンラインで発行申請できるようになれば、マイナンバーカードによる本人認証を済ませて必要事項を入力し、画面に表示される申請ボタンを押すだけで済むようになるかもしれない。もしそうなれば、申請者にとって障害者手帳の発行申請が格段に楽になりそうである。
障害者手帳の申請者は私のように自ら申請書を記入して必要書類を準備し、窓口や郵送で申請書類を提出できる人ばかりではない。実際申請に際して何らかの援助が必要な人も多い。
身体が不自由で申請書の記入・書類の準備が難しい人や、知的障害や精神障害により申請書に書かれている言葉の意味が読み取りづらい人もいる。
その人たちの中にも「デジタル化」の進展により、障害者手帳の発行申請の負担が減るという恩恵を受けられる人も出てくるだろう。オンラインであれば申請手続きが可能という人もいるはずである。
デジタル化になじめない人への配慮
もちろんデジタル化をしても、各種障害者手帳の発行手続きに支援を必要とする人々は確実に残る。現にPCやスマートフォンの扱いにどうしても慣れない人や自力での利用が困難な人もいる。この人々への配慮を忘れるわけにはいかない。
例えば行政機関の窓口に備え付けられた端末を利用して、担当者が申請希望者のオンライン発行申請を支援することもできる。
次回の更新手続きはオンラインになれば嬉しいと思う
とりあえず今回私は自分で必要書類を記入・用意して精神障害者保健福祉手帳の更新申請をしたが、次の更新の際はオンラインで手続きできるようになって欲しいと思う。障害者手帳を含めた福祉制度・サービスの利用申請は、簡単な方が嬉しいと思う人は私だけではないはずである。
マイナポータルのシステム改良など取り組むべき課題は多いだろうが、福祉関係についても、デジタル化になじまない人々への配慮をしながら、オンラインで手続きできる場面をより増やして欲しい。




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